昭和のある日

ときおり出会う懐かしい風景に足を止める。

ふと振り返ると、歩んできた古い記憶がよみがえった。

何をしてきたんだろうと記憶をたぐり寄せても、もつれた糸が戻らないように、
とりとめもなく続く。

ふと、元に戻ろうと言いかけたけど元がないことに気づき、やめた。
どこから始まったのかもわからず、目の前にある光景を見ているしかなかった。

失ったものはたくさんあったけど、そんな記憶は片隅に押し込んで前を向いて歩くしかないねって、
陽気主義者は思った。



そんな古い記憶の圧縮をクリーニングできないでいることに気づいた日の、
ほんの小さな出来事の中にて。

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# by Titan_White | 2010-10-06 20:39

暗雲

黒い雲が覆うと
忍び寄る不安に怯えてみたくなるのです。

何かの隅に隠れて、
何かが通り過ぎるのをじっと待つときのように

子供のころ、黄色い公衆電話ボックスの中でしゃがんで隠れて、
土砂降りの雨が通り過ぎるのを待ったりした。

思い出すものは、そんな自分だけの小さな記憶の断片ばかりだけど



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# by Titan_White | 2010-10-06 20:28 | 37 Sky

海上の森

自分の人生は常に
あこがれを追う日々だった

遠く届かないものばかりを追っていた

ある日、それは突然唐突に
この手の中にあった

戸惑い、だけど現実の出来事に
素直に喜びながらも、
なくしてしまいそうな不安にさいなまれて

不安そうな顔を見せてしまった

心配はいらないよと
そんな言葉に救われて


闇に向かう道の先を見つめた


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# by Titan_White | 2010-03-03 06:43 | 44 Tourist

心の行方

__をひろった
諦めかけていたそのときに

ほんのきっかけだったのだろうか
長い道のりだったのだろうか

そのきっかけが起きるためには
数知れず多くの出来事があって

それらが織りなしてできあがった偶然なのかもしれないが


心から思ったその日、現実から目をそらした



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# by Titan_White | 2010-02-22 23:07 | Feelings

心に ぽっかりと穴が開いている
そんな日が来る予感と焦りが
気持ちを早まらせた

いつもそこで失敗しているのに
また繰り返すのだろう

不安が交錯し、前に進めない

きょうも、明るい笑顔が見透かすように笑った



どうしてこうなんたんだろうと、
振り返っても、何もみえず
ただ、情けなく舞い上がっている自分が見えた


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# by Titan_White | 2010-02-18 09:37 | Feelings

雨の夜

どこまでも続く道を
寄り添いながら、ときに笑いころげたり
逃げたり追いかけたり

誰も気にせずされず、

そうしてはるか遠く、
振り返ると、来た道が光り輝いているというような人生を送りたい。

それが夢だった


雨の夜、
あいかわらず独りで歩いてる


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# by Titan_White | 2010-02-16 06:59

日暮れ

 どういうわけでもない
 ひとりが好きでもない
 ふたりでいることでもない
 友だちと遊ぶことでもない 
 
 ひとりでいる時間は大切だし
 だれかと過ごす時間も大切だし
 みんなといる時間も大切だし
 


 夕暮れ
 
 帰り道
 
 通り過ぎる風
 
 記憶が飛んでゆく
 

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# by Titan_White | 2009-08-05 00:32 | 25 Nature